スピッツのはなし

 

ここ数年はスピッツに取り憑かれた

人生を生きてきた。

 

 

スピッツといえば

小学生の頃、叔母さんの結婚式披露宴で

いとこのお兄さんがチェリーを歌っていたのが

初めての出会い。

 

それからは

空も飛べるはずとか、ロビンソンとか

有名曲だけをガラケーにダウンロードして

聴いていたくらい。

なんとなく良い曲だなあ〜って

思うくらいで

つかず離れずな距離感でいたのだけど

 

ある日突然、第2の出会いがおとずれた。

 

2013年3月28日。

当時熱狂的にライブに通っていたバンド

andymori宮古に来てくれて。

 

その時にスピッツの「恋のうた」をカバーした。

知らない曲だった。

 

ライブの後は必ずウォークマン

セトリを作成して聴いていたので

「恋のうた」が収録されている

スピッツの2nd Album「名前をつけてやる」

を借りてきた。

 

良い曲だなあと思いつつ

でもまだandy信者である私は

壮平さんが歌った「恋のうた」を

思い出しながら聴くだけで

それ以外の曲を聴くことはなかった。

 

 

 

またとある日突然、姉が

「今度スピッツのライブに行ってくる」

と言った。

 

え、スピッツ好きだったっけ?と聞くと

 

私がパソコンに取り込んでいた

「名前をつけてやる」を見つけ

(お互いウォークマンに曲を入れるときは

家族共有のパソコンを使っていた)

 

なんとなく聴いたスピッツの曲たちに

ハマっていったのだと、言った。

 

そこから姉の

スピッツの歌詞が深くていいんだよ」だとか

「有名曲だけでは気付かなかった良さ」を熱弁され

 

それでも私は他に追っかけていたバンドに夢中で

それどころではなく

ふーんって感じで聴くことはなかった。

 

 

 

それからしばらく経って

いつの間にやらスピッツのファンクラブに

入っていた姉が

「今年スピッツの30周年ライブが

あるからいかない?」

と誘ってきた。

 

曲あんまり知らないけど

まあ旅行がてら行ってもいいよ

と行くことにした。

 

セトリが決まってるツアーだったため

サービス精神旺盛な姉は

知らない私に少しでも楽しんでもらえるよう

「必聴!姉のおすすめポイント解説付きノート」

なるものを作ってくれて

これまたおもしろい解説だったので

おかげでスピッツの魅力に引き込まれつつあった。

 

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(メンバーのプロフィールまで書いてくれてる笑)

 

 

 

 

 

 

 

そしてライブ当日。

 

 

 

 

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一瞬にしてスピッツが大好きになってしまった。

 

曲・歌詞の素晴らしさはさることながら

音源とほぼ変わらない歌声に感動し、

謙虚な佇まい(とくにマサムネさん)と

派手な見た目のギターはほぼ動かないし

静かそうなベースがすごい動くし

 

スピッツの虜になった瞬間だった。

 

 

それから私もすぐにファンクラブに入った。

チョロい女だと思った。

 

 

 

 

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結論何がいいたいかというと

壮平さんが宮古で「恋のうた」を歌わなければ

私がアルバムを借りることもなければ

姉がそれでスピッツにハマることもなかった。

スピッツに出会わず、人生終わっていたかもしれない。

そう考えるとゾッとしちゃうので、

まずは壮平さんにありがとうを伝えたい。

姉もありがとう。

 

 

スピッツのはなしをしたかったのに

出会いだけで長くなってしまった。

 

また次回書く。